僭越ながらレビューさせて頂きます。 今回も、ほぼ一気に読んでしまいました。 構成が魅力的過ぎて、目が離せません。 今回は手紙では無く、聖痕という異質なメッセージのやり取り。その謎を抱えながら進む展開は、前作と同じくクスリと笑う表現を交えながら進み、楽しみながら謎解きを見る事が出来ます。 それはアオネの存在が大きいですね。単調になりがちな会話に色を付け、物語の中に読者を惹き込む存在です。それとミヒロの『~であります』は、凄いカワイイ! この二人が会話してるところに混ざりたいなあ……なんて思ったりもしました。 つまり、キャラが前作以上に魅力的だという事です。 そして聖痕の秘密には驚きました。アラタの左腕だけ動くから、左腕に聖痕が出ると勘違いしていました。よくよく考えたら、聖痕ですからね。そんな単純な訳はありません。 でも、まさか未来の自分の皮膚だから……これは思い付きませんでした! ラストは、今回も変わらずスピード感あふれる展開でした。八分儀のいじめに対する会話で風雪が犯人だと気付きますが(初めは八分儀が犯人かと思ってました)そこからの怒涛の展開は鼓動を高鳴らせます。 全てを救う事なんて出来ない。風雪は罪を償う事無く逝ってしまいましたが、この世界のアラタとミヒロは助かりました。 でも、あちらの世界のアラタは? そんな想像までもが膨らんでしまいます。 先ずは輝ける未来を掴んだミヒロを祝福し、次なる第三章の謎へと突入します! 最後に、エウロパ。頑張ったね!
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タッくん、素晴らしいレビューありがとうございます。 うわっ、恥ずかしいです。 「八分儀の名前を見て、なぜ香霊師の名前が出てくるんだ!?」 と訝しんで恐る恐る読んでみると、屋上でのパンを食べながらの会話場面が。 ああ、ここから香霊師の場面を思いついたのか、と独り合点しましたよ。 ついでに誤字を見つけたりして、恥ずかしさ倍増です。 やはり未熟まみれだけど、それでも原点が垣間見られますね。 ホントにタッくんには、申し訳ない限りです(ΦωΦ)

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