藤白 圭

レンタル満開桜を読んで、許されるべきではないと思われることであっても、人は被害者にとっても、加害者にとっても「許し」が必要な時もあるということを考えさせられましたが…… まさか、そのスピンオフが読めるとは。 生きている彼らには見えない世界で交わされた会話。 そして、桜となって彼らの前に現れた彼女が感じていた気持ち。 その状況を見守っていた「あの人」が心に秘めていた思い。 全てがげたんわさんの描かれたLastに繋がるもので、とても温かい気持ちになりました。 亡くなった奥様の深く広い心と、その奥にある、旦那と子供を想う気持ちと、愛する夫が「ちゃんとここまで来られるよう道案内をさせる」という贖罪を課すあざといけれど、懐の深さが「妻」であり「母親」なんだなぁと思い、綺麗なだけでは終わらせず、人間臭さを残しているところが特に好きです。 ゆえ。さんらしい、柔らかく優しい言葉遣いと文章だからこそ、心にくる作品。 素敵でした。
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快紗瑠 さま☆ 深く、そして丁寧なレビューに感謝いたします。 わたしの想いを拾い上げて下さってありがとうございます。上手く表現できていない部分にも気付いていただけて嬉しいです。 優しいだけじゃあかんと思いました。テーマがテーマです。どこかに嫌になるくらい重たい感情を込めたいと思いました。 結果、女のあざとさ。 そこに行き着きました。 でも大きな流れとしては、神様との交信みたいで楽しかったです。意味不明ですが。 今後も精進してまいります。 いつも本当にありがとうございます。
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