OKKUN

          康孝さん、あなたの後半生の追憶を読ませていただきました。            あなたの心のなかに常にあった、なぜ義孝さんが………… という思いはよくわかります。それは、こう考えられたらいかがでしょうか。                  義孝さんは、わが命を懸けてこの国と、万智さん、そしてまだ見ぬお子さまを守りたかったのだと。     そして、来たるべき戦後には予測される苦しき生活のなかで、万智さんとお子さまを託せるのは、あなたしかいないと。                あなたは冒頭で『家族に囲まれて泣かれなから、幸せだったと死んでもいい人間ではないというのに』    『恨まれていてもおかしくない人間だったというのに』と悔述されていますが、決してそうではありません。           義孝さんの無言の思いを受け止め、見事に花咲かせたではありませんか。                 たまたま通りすがったおやぢに、日本人の矜持を見事に見せてくれたではありませんか。          心に残るお話しを、ありがとうございました。                  あ。そうそう、この素晴らしきお話を、今を生きる方々にも知っていただきたく『マイリスト』とやらに所収させていただきますわい。                       おやぢ                             
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レビューありがとうございます。 マイリストに入れていたいたことも大変嬉しく思っております。

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