神楽 佐官

 『監禁されたのですが……』読んだよ~。面白かったよ~。  しかし、『しかし』がちょいと多い文章やなぁ……。  文章で気になったところを自分なりに挙げてみた。  まず最初の2ページ目。  呻きながら目を覚ました(男は)、→(少年は)、あるいは(宵は)、  これねぇ……この段階で宵(よる)の身元を隠す作劇上の効果あんまりない気がするなぁ。  宵についての読者に与える情報は(男→少年→宵)という風になっている。  これ、見せ方は(少年→宵)かいきなり宵でいいかも。  細かく刻んで見せていく意味ないからなぁ……。  この話だと主観的三人称か一人称が合っているかなぁ。  つーか、アマ公さん神視点の純粋な三人称の文章ってあんまり得意じゃないのかも。いまの時点だけど。  この辺までは聞き流してもらってもかまわないけど。  しかし大事なのはそこではない。→ここ、僕なら「しかし」を削る。  強調したいのなら改行するという手もある。  その後に冒頭に「そのとき」がある文章は2つ続いている。1個けずるか、2つとも削っても文章としてはなりたつ。  さらに「そして」が冒頭にある文章が2つ続いている。  基本的に接続詞が多い文章はくどくなるので気をつけた方がいい。  女は学生服を纏っていた。→(女は→少女は)  僕ならこの文章の直後に瑠(るり)の描写をする。  学生服をみている段階で瑠の全身の姿を眼でとらえているはずだから。  あと学生服といっても、セーラー服もあればブレザーもある。学生服という言葉だけだとぼんやりとしていてわかりずらい。  もっとしっかりと読者に視覚的な情報を与えた方がいい。  まあ、ぱっと思いついたかぎりではこんなところか……。  たぶん勢いで書いて文章の手直ししなかった可能性あるなぁ。  文章が喋り言葉のままのところが多々あるから。
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