被害者であり、加害者であるという少年少女たち。 死刑執行が決まって、段々と居なくなっていくのに日常は続いていく。 一日を、今日を生きる事を考えて進んでいく。 残されるということは、生き抜くということは、孤独でこんなにも頼りなくて心細いけど、だからこそ尊いもので。 優平を始め誰ひとりとして絶望し自殺をせず、絆をゆっくり紡いでいったことに『福音を』と願わずにいられなかった。 何度も巡りながら、何かしらあった時読み返すだろうな。 『何故、あのとき間違えてしまったのだろうか。』 大人になると、一つの仕草、ひとつ取ったことで取り返しの付かないことも多くなって、償いを背負うことや胸の中を常に諭すことでしか歩いていけないことも時にあるけれど、どうか今日を繰り返さずに前を向いていけるように… ありがとうございます。とても良い作品でした。
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13kid様 このたびは『31人の死刑囚』を最後まで読んでくださったうえに、たいへん素敵なレビューまでありがとうございました。 こうしてレビューをいただけると、とても嬉しいです。 この作品が少しでも13kid様の心に響いたものであったなら、書いてよかったです(^-^) これからもどうぞよろしくお願いします!
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