天瀬マリナ

静かな哀しみが押し寄せてくる、そんな物語でした。 圧倒的な脅威と人間の悪意。それが一瞬にして多くの人命を奪います。 その時、桜の木々も失われる訳ですが、私には夫を失ったヒロインの心の中にも、ずっとその時散った桜の花びらが降りしきっているような、そんな気がしてなりませんでした。 大切な人を失ってもなお生き続けなければならない苦悩。 しかも、災厄は現在もそして遥か未来にも続くとしたら? この物語は連作のようなので、シリーズも楽しみに拝読致しますね。 o(^-^)o
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レビュー、ありがとうございます。<m(__)m> この作品の大本は、震災直後に考えてお蔵入りにしていたものです。 主人公の高校時代から、死に至るまでのいくつかの物語を描いたのですが、へたすぎたので熟成させていました。 この物語を土台に、F-CITYが書かれていますので、そちらを読まれた方は、似た匂いを感じるかもしれません。 悪魔と罵られても、それが最善の策だと考えたなら、そう動かなければならない。 それが人間の理性の持つ悲劇性なのだと思います。 続編は、様々な形で書き綴る予定です。 最後までお付き合いいただけたら、嬉しいです。(#^.^#)
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