浅果好宗

ただ見守り、望まれてその場所にいる。 人々の幸も不幸も見守り続けた彼女。 彼女は、人々と共に息づいてきた。 何かをする訳ではないが、彼女の優しさが滲み出ていて、つい息をはく。 どれほどの旅をして、どれほどの年月を生きたか分からないが、この物語の彼女は幸せそうだ。 そして、手を借りなければならないが、彼女が残せるものがあることに読者として嬉しくなる。 終始、穏やかな物語であるけれど読み手の想像力を史劇してくれる物語でした♪
1件

この投稿に対するコメントはありません