チョモ

ミステリーや推理小説とは違った、恋愛が絡んだ心理戦です。 言葉の思考を張り巡らすこの状況、ヒリヒリしました! 後、ソリッドシチュエーション、このジャンル大好きなんです(*^_^*) 小説も映画も色々見てますーー☆ 小説の感想を… 再会後、平然と話しているように見える藍沢ですが、実は、駆け引き、感情の揺さ振り、腹の探り合いをしていて、藍沢の頭の良さ、覚悟を物凄く感じました。 序盤の夢精のシーン、私は女なので分からないんですが、こういう近くて親しい間柄で実際に手解きしてあげる事が、あり得るのかどうか? それがあり得るなら、このシーンに、興味本位かな?面白半分かな?と、感じる事も出来ますし、 あり得ないなら、友人として適度に好きな感情があったと思うので、う~ん…どうなんでしょう? 考え過ぎですかね?(^_^;) 後にこの出来事が2人にとって、キーポイントになっているので、多分、後者だと思います^_^ セリフが凄く多くて、藍沢のひとり舞台ですね。 光太郎の引っ越し→疎遠になる→藍沢自身の話→深美との付き合い→光太郎がおかしくなる→深美が好き?、ここまで話を持ってきて、敢えて仕事の話→結婚、恋人→深美と性行為が出来なかった→ゲイと言う→光太郎への告白。 流れるように話が進んでいって、藍沢上手い! 最後に、「恋人から電話がきた」って切り札を出して、藍沢自身も言ってましたが、賭けたんですね。 もーう、面白い!♪(´ε` ) ここまでのシーンがあって、光太郎の告白シーン、あっ、光太郎堕ちたー!と思ってしまいましたf^_^; ダメですね、ラブですから(*'-'*) 10年越しの想いが、要約重なり合いましたね♪ ラストの藍沢、俺のものだ。幸せだ。神様っているんだな。ってセリフ、キザで堂々としてる(≧∀≦) 賭けと言いながら、自信あったんじゃ?と感じました(^_^;) 谷崎様の作品、これまで色々読ませてもらってますが、毎回、また読みたいと思わせられます☆ (個人的に、読み返さないタイプなので) 完成度の高い、世界観、設定、発想を練られていて、素晴らしいですー!
4件・1件
★チョモ様★ 素敵なレビューをありがとうございます。チョモ様に読んで頂けて光栄です。 ソリッドシチュエーション、私も大好きです。ホラーやサスペンス、コメディなどが多いですが、恋愛の心理劇――それもBLでやったら面白いかもと思い、書いてみたのがこの作品でした。 会話劇はちょっとした仕草や言葉で状況が変わるので面白いですよね。女性にとって会話はコミュニケーションですが、男性にとっては戦いでもある、そんな理論武装を繰り広げつつ嫉妬と執着がダダ漏れの二人を楽しんで頂ければと思い、執筆しました。 藍沢の策士っぷりがチョモ様にまんまと見抜かれていて、私はそれが一番面白かったですw
1件

/1ページ

1件