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眠れぬ夜は、この森で逢いましょう。
赤羽道夫
2017/3/25 10:56
なんの苦労もなく育った若い女性が、恋人から別れを告げられたのをきっかけに、友人に紹介された男から刺激的な体験を──というストーリーで、どうなっていくのか期待が高まります。 するすると読める文章で、すぐに小説世界に入っていけます。 序盤の日常がじっくりと描かれ、それため後半とのギャップがより際立ちます。 完結作ですが、事件が始まったばかりで終わっているようで、続きがどうなるか気になるところです。長編としても成立しそうです。行方不明の友人を不審に思う周囲の人間関係を描いていくとか。 しかしそうなると、本格ミステリーかサスペンスのような展開になり、作者様の描こうとする小説と異なってしまうかもしれませんね。 たとえば主人公のめぐみが、倒錯の世界と日常の図書館勤務との間をゆれうごきながら、だんだんと心がかわっていって、博史との再会がどんな感じなるか等、いくらでも「読ませる小説」にもっていける要素があるだけに、もったいないなと思いました。 本作は、可能性を感じさせる小説です。
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黒薔薇さやか【黒ヒダ紗耶香】
2017/3/25 11:05
赤羽先生、早速レビューをありがとうございました。大変嬉しいです。いつもありがとうございます。また折を見て、続編を書きたいと思います。
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