西 東

最後にもやられたなぁ、と思いました。 第一部では、いきなり異世界に紛れ込んだ紙野夏毅の不安感と、次々起こる平和だった世界では思いもしない内戦下での出来事に、こんな世界は嫌だなと感じていました。 それでも元の世界へと帰してくれ様とするレジスタンスのメンバーには心強さを感じます。 第二部では再び別の異世界に紛れ込んだ上に、自分そっくりな夏葵に出会うのですが、彼女の存在は物語の中でも一番安心感を感じました。 レジスタンスのメンバーや政府軍の恩地少尉とは違って、いたって普通で学生らしい振る舞いが可愛く思えるのですが、夏毅にしてみたら一番奇妙に感じた相手でしょうね。 ただし今度は未知の存在に拐われるわ、世界を賭けた戦いに否応なしに巻き込まれるわと息を吐く間もありません。 スピード感たっぷりの展開は楽しかったです。 そしてラスト。 良かったと思うと同時に、小気味良く裏切られた気分です。
・2件
長い小説を最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。 しかも、また、レビューまでもらい、重ねて御礼申し上げます。 楽しんでいただけて、幸いです。 今回、なんとか最後まで書ききって、一応の決着をつけられましたが、まだまだ文章力が足りないと思い知らされました。勉強不足を反省し、もっと精進しなければ、と切に思いました。 ラストは、最後の最後で思いついたシーンでした。 ショートショートのようなオチを、こんな長編で使っていいのかな、という迷いがありましたが、「異世界はひとつではない」というテーマが言いたいなら、これもあり得るだろう、と決めました。 そこになにかを感じていただけたなら、作
1件
赤羽道夫さんへ 今晩は。 毎週の更新が楽しみでした。 レジスタンスの動きがリアルに感じられる中で、夏毅の動きが浮いていて大丈夫かなとハラハラもしましたし、ラストには固定観念は捨てないととも思いました。 次の作品も楽しみにしています。 (^^)
1件

/1ページ

1件