(ネタバレつけていますが、本当にネタバレなのでまだの方はご注意を) まさに『Ignition』でした。 幾つになってもおしゃれと恋愛は出来るということ。 今回サトリさまの作品を読み終えた時に浮かんだことは色々ありますが、冒頭からずっとあった伏線を拾っていくと、最後の結末に繋がる様に思います。(おまけ部分も含めて) しかもこのお話自体が次の物語に繋がっていて、今から新作がとても楽しみで仕方がありません。 主人公の新井さんは、大事な娘さんのことが最優先で彼女を守るため、自分のことは後回し。服装に無頓着になるのもとても分かります。この新井さんの日常に部下の桐谷さんがすっと現れ、娘さんの誕生日用の服選びのお手伝いという、第一の点火をする。 その後も、桐谷さんはどんどん新井さんの日常に点火していきますが、それが見ていて清々しいと言いますか、二人のやり取りはくすっと笑ったり、キャーの連続で、萌えます(笑) そして、第二の大きな点火は、娘さんと向き合うとき。これにも桐谷さんが役をかっているのですが、さらなる第三の点火は、娘の美香ちゃんの父の背を押す台詞(気持ち)。冒頭からの伏線がここで繋がり威力を発揮し、なるほどと、とても納得いたしました。 まあお陰さまで、新井さんは見事に火だるま!(表現悪くてすみません…汗) 読む側としても心が温かくなりました。 お互いがお互いを尊重し大事にするがゆえに、身動きが出来なくなっていた。 そこに変化をもたらした桐谷さんの相手を想う真っすぐな気持ちと、それに伴う行動力はとても魅力的で素敵でした。 大人になればなるほど色々な経験や事情が邪魔をし、恋愛に億劫になる。 服装だって何年も何十年も前の時で止まり、今の流れに乗れなくなる。 それでもちょっとしたきっかけ『Ignition』があれば、恋愛もおしゃれ(ファッション)も幾つになっても輝かせることができるんだという希望を感じましたので、私だけじゃなくぜひたくさんの人に読んでいただき、新井さんを体験して欲しいです。 ネタバレを読んじゃったあなた、これから読んでも大丈夫!  超絶お勧めです☆
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こうちゃん☆ 忙しい中更新を追ってくれて、さらには丁寧なレビューまでありがとう。 やっぱねストーリー上に一分の無駄も作りたくなくて、初めから会話も展開も含めてある意味全部が伏線みたいになるように作ってるんだ。 こんなSSに時間かけてたら何もかけんよ!と思ったりもするんだけど、やっぱ表に出す以上は自分の納得できるものじゃないと、自分が嫌になっちゃうから……(汗) 『お互いがお互いを尊重し大事にするがゆえに、身動きが出来なくなっていた』 うんうん。ほんとそんな感じで。でもそこに二人とはぜんぜん違った生き物が来て、はっと気づかされることがあったりするかなと。美香が後押ししなかったらきっと新井はそ
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さとりんの作品は文字の密度が高いですよね。短編と言う限られた文字数にぎゅっと収められるのは本当に凄いなぁといつも感嘆っす! 納得できるものじゃないと出せない。だからなんですね。職人を感じます(*´艸`)ポッ← スマートで無駄がない。でも出るところは出ているみたいな。私はすぐぷくぷく太るので(食べると確実に身になるのに、お菓子辞められない!w) 桐谷さんは本当にいい意味でインパクトありましたね。新井さんもちゃんとキャラ立ちしてるのに! 彼の今後の活躍を追いかけます!(でもまきまき派からはまだ抜けません!w)
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