藤白 圭

よく昔はブルーカラーを3Kと言ったもの。 汚い、キツイ、危険。 快紗瑠の実家も土木建設業を営んでおりまして、現場監督も設計士も、現場に出れば皆、大変。 営業も皆、時には泥まみれ、汗だくになって働いています。 そんな彼らを幼いときから身近で感じ、今では考えられないことですが、ショベルカーのショベルに乗せてもらって、動かしてもらったりしたことを懐かしく思い出させてくれました。 きっと、多くの方々が、現場で働く彼らや油まみれ泥まみれで働く人達を汚いと感じるかもしれませんが、彼らがいるからこそ、成り立っている部分は多い。 農家だってそう。 なんだってそう。 デスクワースや綺麗なスーツに身を包んで働いている人達も、最終的には工場や現場で働いている人達がいるからこそ、成り立っている。 そんなことを思いながら、読まさせて頂きました。 父を思う娘の気持ち。 大人になったからこそ分かる有り難み。 そして、泥も油も。 全ては自分をあたたかく包み込んでくれる親の愛情だと気付いた彼女は、きっと素敵な女性なんだろうなぁと胸が熱くなりました。 素敵な作品。 ありがとうございます。
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快紗瑠さん、レビューありがとうございます。 実家が土木建設業をなさっているんですか。 すごく大変なお仕事ですよね。 よく現場の方を見かける機会があるのですが、大変なのに、気遣いができて、見た目が悪っぽい人でもすごく優しい方が多い印象があります。 小さい頃にそんなことがあったんですね。 ショベルカーのショベルに入るの怖くなかったのかが気になります。 子どもの頃だと楽しさの方が勝つのでしょうか? 私の父も兼業農家だったので、いつも泥まみれでした。 休みの日も田畑で働く父に対して、そこまでしなければいけないのかといつも思っていたものです。 この話の中での気持ちは、私の思春期の頃の気持ちに近いの

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