佐藤すみ

この作者様の作品は、いつも表紙から楽しみにしています。 今回は月を見上げる兔のシルエット。全体的に深いブルーで幻想的な雰囲気です。 しかし、冒頭から「ウサギ免疫グロブリン」という文字が……。何やら不穏な空気が漂います。 更に、窓際のささやかな景色の変化だけが楽しみという主人公の置かれた状況に胸が苦しくなり、 そして担当医とのケンカ。 そんな時に、ふと、別の医師が夜に訪れ……。 その先は、どうぞ直接お読みください。 兔が命を落とすシーンにはギュッと胸が締め付けられますが、最後には人の温かみを静かに味わえる作品です。 作者さまへ:あのお医者様はもしや、少しぽっちゃりしていてメガネを掛けていらっしゃるのでしょうか? (笑)

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