神山 流衣

詩小説を拝読しているかのような浮遊感があり、堅実な文章ではなく著者の味付けが変わっていて堪らなかったです。褒めています。 突然、星になった人たちは悲しみだけを残された人に植え付けるのでしょうか。それはきっと残された側の捉え方次第でしょうね。 いつまでも時が止まったままになってしまう方もいる、衝動に突き動かされるまま何かに噛み付いていないと自我を保てない。 そんな人もよく知っています。 ヒロインがそうではなかったことが共感というと陳腐かもしれませんが、物語に心を惹き付けるでしょうね。 私もその一人。 全く関係ないお話しですが、卑下も自慢もなく塀に囲まれて窮屈な空を何年も見上げました。この作品の世界とはまた違った世界ですが、それも私の環境でした。そこで本の中をよくたゆたい、今この場に居るのかもしれません。 そしてこの作品に出会えたことに感謝しています。 生きていたから拝読できた。 悲しみに浸る時間は確かに呪縛かもしれませんね。だけど・・・・・・ヒロインは前を向く強い意志があった。生きる、たった三文字だけど重い三文字。 お題から拡げたのか、ノンフィクションなのか想像するほどのめり込めました。
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神山 流衣 さま☆ 心のこもったレビューに感謝いたします。 冷静でありぬくもりのある考察とお言葉。 陳腐とは程遠いものを感じ感動いたしました。 そして大切な過去を打ち明けて下さってありがとうございます。自分の知らない世界が目の前に広がる心地良さは、いくつになっても良いものです。 本作は最初で最後のノンフィクションです。 ふと自らを見返すとき、再度たゆたっていただければ幸いです。 こちらにまとめます。 閲覧、スターへのご丁寧なコメントありがとうございます。 引退前の貴重なお時間を共にできて光栄です。
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