有月 晃

大学のサークルの飲み会。 終電を逃したメンバー。 それぞれ思い思いに友人の下宿に押し掛け、雑魚寝で朝を迎える。別に珍しくもないけれど、高校生活までは決して手の届かなかった解放感。期間限定の自由の甘美な味。 「感染」というエブリスタの妄想コンテストのテーマ。 今回、あねさんが用意したのは「色欲」という切り口。 それぞれ思うところのある男女四人が一つの部屋で過ごす夜に、このテーマが絡む時。どんな光景が展開されるのかは、もちろん読んでからのお楽しみなのですが。 若者ならではの歪んだ男女関係を書かせたら、ちょっと舌を巻くくらい巧みです、あねさん。なぜなのでしょうね? あ、それから。 この小説のカテゴリーにふと目をやると。 「実話」の二文字が。 さて。このあたりもまた、じっくり聞かせてもらいたいところですよね、あねさん……?

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