更紗

レビュー致します。 とうとう完結しましたね。 前作は心を吐き出す如く、魂を揺さぶられるタッチでラストまで突き抜けました。 今回は緩やかに、こちらの心に浸透していく静けさで、ラストを迎えました。 私はどちらも好きです。どちらの作品もゆえ様の揺るがない核が見える。 何度も何度も繰り返し検証した前作。じっくりと物語を楽しんだ今作。 美しい日本語が好きなゆえ様と、正しい日本語が好きな私。 お互いの琴線に触れる共通項は小説の中の流れるような文章でしたね。 貴女は貴女です。貴女にしか書けないストーリー。 そして私も私です。私の感性は私しか感じ得ない。 もしも貴女が全く別人として作品を作り上げたなら。 貴女とは気づけないかもしれないけれど、やっぱり私は心惹かれ、足繁く訪れるでしょう。 しばらくのお別れ、了解致しました。 更紗
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