有澤いつき

 拝読いたしました。この度はご紹介頂き、ありがとうございます。  レビューについて、はじめにお伝えしたいことがあります。これから書くことはあくまでも、一読者の感想だということ。それがすべてではないこと。それでも私は私なりの言葉で、更にこうしたら良くなるのではないか?というご提案をさせて頂くこと。小説を貶める意図がないことだけは、ご理解ください。  ハイ・ファンタジーの世界にあってインターネットが普通に使われていることがまず衝撃的でした。剣と魔法の世界において現代の科学が発展していることは珍しいので。インターネットでの呟きが、主人公の少女をより普通の少女に見せている。苦労が耐えない展開にも前を向こうとする少女のこれからを応援したくなります。  さて、辛口でもいいということですが、読んだ印象としては「ちぐはぐ」でした。原因は色々あると思います。場面転換が早く、理解が追い付かないままに進んでいることなど(たとえばホテルで働きだしたと思ったら仕事ぶりなどの描写が薄く、気付いたら辞めていた)。ただ、私は世界観が見えないことが大きいのではないかと考えます。  馬車があって、剣を提げる王国でありながら、インターネットが普及している。現代社会の年表から考えると、インターネットより先に自動車が走っていてもおかしくないように感じます。銃や大砲が主な武器でもおかしくないし、警察という組織があるならなおさらです。  ハイ・ファンタジーは世界観を一から作る利点があるぶん、どんな世界かを何も知らない読者に伝える必要があります。憚りながら、この小説ではそのあたりの説明が曖昧だと感じました。それを個性豊かなキャラクターと勢いで押し通している。そんな印象を受けました。  ですので、よりこの小説に引き込むためには、まずその世界がどんな世界か? これを伝えて頂けると良いかと思います。インターネット以外にもメール、電気、水道、ガスなど。現代社会での当たり前が、この世界ではどれほど通用するのか。何があって何がないのか、それを浸透させるとより良くなると感じました。  以上です。長くなりましたが、あくまでも一感想です。それでも私の言葉が作者さまの参考になればと願い、書かせて頂きました。今後のますますのご活躍を願っております。
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レビューありがとうございます。 なるほど、世界観ですね。もう1度練り直してみようと思います。 明確な説明、本当に感謝します。

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