苺飴

『八七六〇時間の忘却』読ませて頂きました。 今作の主人公、猫田さんは、前作で主人公の御薬袋が尊敬し敬愛していた元上司で、御薬袋に連絡した頃は壊れかけていて、自己保身の為に御薬袋の心を目茶目茶に踏みつけた人でした。 この作品の最初は、猫田さんがブラック企業で身も心もボロボロになり辞めて二週間、御薬袋への罪悪感と後悔もあり壊れてしまったところから始まります。天井に穴を空け縄を吊るして3日間ただ見てるだけ。決して生にしがみついている訳ではなく、本当に何も出来ない状態で…。ようやくほんの少し持ち直し、縄に首をまわそうとしたら…。 感情が枯れ果てて、あとほんの少しで簡単に扉の向こうにいってしまいそうな猫田さん(ニャン太)と、突如現れた茶目っ気たっぷりのアイザック。目を離したら消えてしまいそうなニャン太をアイザックがぶんぶん振り回すんですね( 〃艸〃) アイザックにはニャン太を放っておけない理由が沢山あるんでしょう。 そして転機があり、茶目っ気たっぷりのアイザックが、普通のアイザックになった時、ニャン太は頑張るんですね。暴言もこらえて。状況が変わって見え方も変わったんでしょうね。 途中から猫田さんが完全に猫に見えてしまいました( 〃艸〃) 懐かない野良猫がようやくガードが取れてきた(←本人はあまり気付いてない)時に手を離されて、不器用なりに一生懸命すり寄ってく感じで。 番外編も素敵でした。 御薬袋と魔窟が少し登場しますが、御薬袋の傷はまだ癒えてなく深いものでしたが、魔窟がこれからもきっと守ってあげるんだろうな…と思います。 今作も色々考えさせてくれる作品でしたが、前作よりも甘々です( 〃艸〃) 素敵な作品ありがとうございました(〃ω〃)
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苺飴さん、こんにちは いつも返信が遅くなって、すみませんm(__)m 貴重なレビュー、とても、とても、とても嬉しいです! ありがとうございます またまた長くなりますが どうぞ、お付き合いお願い致します こうやって、ご丁寧に感想を頂けるのが 他では珍しく、この場所の特別なところだと思います 確かに猫田さん、猫みたいに描こうと思ってました でも、僕ではどうにもならなくて それでも猫に見えてきたということは それは猫田さんの本質です(笑) アイザックは時折、子供っぽいですよね でも、やはり自分をいつわっているわけです ニャン太に対して、怒ったり、泣いたり、苛立ちを見せたり、するのはアイザッ
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