僭越ながらレビューさせて頂きます。 小さな世界観に、人間の純粋さ、醜さ、儚さが詰まっています。まるで、文豪の作品を読んでいるかのような繊細な表現は、見る者を惹きつけ放しません。 一人称で語られる展開は、何処か人ごとのような感覚すら覚えました。客観的に考える姿がそうさせ、穏やかな凪をイメージさせてくれます。 本当に愚かな事は何なのか。そして必要なものは何なのか? 海の生物と主人公の感情がシンクロし、間接的に語りかけられている様にも感じますね。 歴史に残らないところに、本当に大切なことがある……そう思わせてくれる儚い作品です!
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タッくんありがとうございます。 戦いに貢献出来ない身体を肯定するためには、傍観者然とするしかなかった。父のように人間は愚かだと説く強さもなかった。 でも戦いに呑まれる人々と距離を置くことで、他人には些細なことでも生きる為の大きな理由になっていった。 みたいな説明をつけず、どう表現すればいいのか今も悩んでます。 もう本当に完結、弄りませんけど。 どう足掻こうと、結果がどうあろうと、海は凪です。 なんちって。

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