真実は多岐

今回はホラーというよりかはミステリーのように思えます。その理由は事件の真相が徐々に明かされていってホラーの怖さよりも真相が気になって仕方がなかったからかと思います。  ミステリーとしては全体に矛盾なく、情報の出し方も絶品です。最後のページで納得出来ましたし、そこまでのフラグもちゃんと隠されていて良かったです。  ホラーとしては個人的には微妙で、ミステリーとして読んでいました。理由としましてはあまり個人的に実感がなかった。最後の方は何だこのカオスな状況は!?という状態でした。そのように思った理由は次の気になる点が原因かと思います。  何故、取り憑かれたのだろう? 確か強い設定だったと思うのですが、そう簡単に取り憑かれるものなのか?はたまた、自身の意志で取り憑かせたのか。それが分からなかった。それもあってか最後の方は納得いくのですが、何だか不憫に感じてなりません。ホラーの終わりにしてはゾッとこない終わりでした。 儀式に関してはこんなのがあるのかと感銘を受けました。一回だけのシリーズでここまで調べてらっしゃるのだと驚かされました。
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レビューありがとうございます。 まさに、おっしゃる通りだと思います。 僕が今回失敗したと思っているのは、リアルホラーなのに、REALさにかけているところです。 そしてホラーよりミステリー色が強くなってしまい、それを補うために、嘘っぽいラストのカオスを持ってきてしまったところです。 当然、取り憑かれたところは弱くて、本来もっと掘り下げたり、整合性をつけるべきでした。 もう少し時間があれば…といいたいのですが、言い訳するより、次頑張りたいです!アザス
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