緋川小夏

美容師として働く「け~んち」こと田原謙吉が主人公の、ちょっとほろ苦い青春物語。 テンポよく話が進み、とても読みやすい。 けんちが働く「美容室ジョバンニ」のある亀橋十番商店街では、けんちを取り巻く登場人物がどれも個性的で生き生きとしている。 美容業界のしがらみや暗黙の掟、そして専門的な技術描写も多く、美容院の内幕について何も知らなくても楽しく読めた。 どことなく又吉直樹氏の「劇場」を思わせるような世界観もあり、地方(福島)出身の主人公が抱えるコンプレックスなども物語のエッセンスとして機能している。 淡々と読み進めていくうちに、いつしかけんちを応援している自分がいた。
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小夏さん、レビューをありがとうございます。 又吉先生の劇場の世界観だなんて、最高のお褒めのお言葉、もったいなさ過ぎます。 生まれて初めて書いた小説なもので、稚拙で説明臭い部分もあったかと思いますが、最後まで読んで頂きありがとうございましたm(_ _)m
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