幼い頃に出会った、不思議でとても大切なモノ。 良い童話というものは、いつもこんなふうに切ない想いを残して幕を閉じる。 その中で読者は何を見るか、何を心に残すか。 やりきれなさ、覆せない人間の愚かさ、弱さ。 そしてなによりも大きな自然の恩恵、古より確かに在るモノの慈愛。 主人公はまだあどけなく純粋で、だからこそ可愛い妖狐に導かれて森の本屋を見つけることができた。 生きるのに必要なことしかこの本には書いてない、その言葉が強く印象に残りました。 人がちぬ作品を多く書く作者さまがシロに言わせたセリフ 『人が死ぬお話なんて人間は面白いの?』 には、ちょっとシュールに笑いましたが。 素敵な童話。表紙のシロのイラストとあいまって、柔らかくそして物哀しい、心に何かを残す物語です。
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満月 兎の助さん、最高のレビューありがとうございます。 いっちょまえに童話を書いてしまいました。 しかも発作的に一気にw こーいう森の本屋さんで学ぶなら、人による様々な問題も解決するのにな。 それに至らないのは、やはり現実の本がそこまでいっていないのでしょうね(ΦωΦ)

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