有月 晃

※サークルの規定により、評価のスターはなしとさせて頂きます 初読と再読で異なるワクワク感が楽しめる、とても高純度な恋愛短編。 若い頃にありがちな、ほんの些細な行き違い。 それを境に遠ざかってしまった二人が文化祭で再会して……という王道的展開。 もうここまで書いて、レビューなのに照れてます。 私も自分で恋愛小説とか書くんですけど。 これは何て言うか、ちょっと純度のレベルが違いました。 終盤のストレートな言葉のやり取りに「あぁ、若いって良いなぁ」とか思ってみたり。発想がオジサンですね。でも、ここまでの青春を前にすると、もうオジサンで良いです。 回想シーン含め中盤まで、主人公の心理の遷移を丁寧に描写。 そして、終盤に畳み掛ける様な二人の巧みな会話。 その応酬から伝わるキラキラ感は、思わず目を細めてしまうくらいに眩しい。 あるべき所にあるべき人が収まって、スッキリ爽やかな読後感。 ちょっと照れ臭いけれど、ポジティブな感情が胸中に湧き起こる素敵な物語でした。
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こんな素敵なレビューありがとうございます!すてきすぎてもう感動です笑 恋愛小説しか書けないので、どんなのを書けばいいか毎回迷ってます笑 とにかくキュンキュンさせたい方向です←笑
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