赤羽道夫

マジカルキャンディの設定が細かく、いちいち納得できるところがよかったです。 ネット世界のアバターと同じで、セキュリティとかもよく考えられていて、なるほどな、と感心。魔力が無限ではなく、制限付きであるところも面白い。 文章も、主人公・吉田の心をきっちり描き、わかりやすく、格調高い。 上質な文章という感じが漂い、小説の推進力があり、玄人の域。 一方で、悪魔が、マジカルキャンディが存在する理由として設定されているだけで、マジカルキャンディが細かく設定されているわりには、あっさりしすぎているように思いました。 南本の正体は……というところで終わっていますが、個人的にはもう一押しして慌てる南本の顔が見たかったです。
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レビューありがとうございます。なるほど、悪魔の存在については弱かったようです。 私の意図を種明かしすると、「悪魔?魔法少女」と「無能社員?有能上司」を対応させて、「悪魔は果たして絶対悪なのか?」「魔法少女は果たして絶対善なのか?」一方的な価値基準でジャッジされてるだけなのではみたいなのを表現したかったのですが、構成力、筆力不足でよくわからない感じになってしまいました。

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