ぅりょうち

この作品のシリーズ、読破しました。 もう序章から半泣き状態で…(苦笑) 最後まで読んだ後、また序章を読んで号泣でした(ToT) 隼人と綾乃の禁断愛が物語の軸ですが、そこには親と子の苦しい葛藤が常につきまとっていたように感じました。 隼人が母親から真実を告げられ、身を引き裂く思いですべてを捨てて姿を消してしまう本編後半あたり、すごーく隼人母を恨みました(爆) アナタのせいで隼人と綾乃が引き裂かれたじゃないか!普通の恋人同士の別れだって修羅場じゃー(怒)…などなど。 しかし最終章で隼人に心では許していたと告げ、綾乃への気持ちを最期まで全うするようにと諭す場面、また泣けました。 隼人母もその思いに辿り着くまで長い年月が必要だったのかと。私も二人の息子(まだ小学生ですが)を持つ母親なので、ちょっと親の気持ちに思いを馳せてしまいました。 綾乃から隼人への手紙。隼人への愛に溢れていて、でも自分を大事にして粗末にするなとちゃんと釘を刺しているあたり、綾乃らしいと思いました。 隼人のことだから後を追ってきそうだと思ったんでしょうね。 来世では兄妹としてではなく、きっと二人は出会い、恋におちて、添い遂げるような気がします。 禁断の愛とその結末、たくさん涙しましたが、私の中でとても思い深い作品でした。 読んで良かったです。ありがとうございました。 長くなりすみません。
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