青大将

とても分かりやすい描写で、物語世界へとスムーズに入って行けました。 特に戦時中の大阪の光景は、文章を読むなり脳裏にありありと浮かんだ程です。 一番印象に残っているのは、空襲時の地下鉄御堂筋線に纏わる御話。 地下鉄・梅田の文言と物語の舞台となる時代を知った時にはもしやと思ったのですが、先述の場面を読んだ時 あの事を御存知で、それを物語として形にして下さった方がいらっしゃる …と感動を覚えました。 あと、親友より地下鉄御堂筋線の混み方は半端ではないと聞いた事があります。 登場人物が歩いてではなく走って電車の席を確保した場面を読むなり、初めて先述の話を親友から聞いた時の事を思い出しました。 そして、これは私の勝手な妄想なのですが、登場人物たちが天六ビルに行ったり、大阪市電や阪神国道線の路面電車に乗ったりしている場面を想像致しました。
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コメント、ありがとうございます。 臨時列車の話は、以前戦争に関して調べ物をしていた時に知り、心に掛かっておりました。 戦後70年を越えましたが、戦争が単なる作品の舞台設定でなく、現代に通じる問題提起であってほしい。娯楽でなく、メッセージを訴える媒体であってほしいと思います。 そもそもこれは、思い出橋、という言葉の響きから、筋書きも考えず書き始めた物語ですので、加筆、修正し、良く作り直すつもりです。また気に留めていただければ幸いです。

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