巴世里

花火大会の日、悲劇が恋人達を引き裂いた。 彼と見た花火をもう一度見たい。彼と繋ぎ損ねた手をちゃんと繋ぎたい。 そう願ってお盆に現れる彼女の霊が、自分が死んでしまった事で彼に辛い思いをさせてしまうと悲しみ、どうか新しい幸せを見つけて欲しいと願う、人を恋する気持ちが悲しく切ない前作。 今回はその後を書いてくださいました。 自分の願いが叶った事を、再び訪れたお盆の花火大会の時に知る彼女。 彼の横にいる新しい恋人の姿は、望んだ事なのに直ぐには受け入れ難い。 でも、同じ思いを共有する男の子の霊が隣りに現れて、タイムリミットで慰め合う事は出来なかったけど、また来年会えるかもしれない、そんな希望が見えるラスト。 お互いに新しい道を歩き出すのだと知る事ができて、とても嬉しかったです。 あのpoem版、読み返してまた切なくなりました(つД`) 素敵なお話をありがとうございます!
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巴世里さん、レビューありがとうございます。 実のところ、本当は書くべきか悩んだ作品。 だけど、自分の中のもやもやを解消したくて、書いてみました。 本当は自分を忘れて幸せになってほしいと願っているのに、受け入れられない矛盾に苦しむ彼女にも、新しい道を歩んでほしかったので、同じ想いを共有する男の子を登場させてみました。 偶然の出会いって運命を感じてしまうものだと思うので、きっとこの出会いが特別なものになるのではないかと思います。 うん、片方だけが幸せで、片方は不幸というラストにはしたくなかったので、結果的にはよかったかなと思っています。 寸止めラブ愛好会テーマイベント集、早めに作らなきゃです
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