村上未来

大須のカイブツを読んで。 42歳、村上未来 この作品を読んで感じた事は、一言で言うならば…いや、一言では言えない密度があります。 短い作品ではありますが、長編になってもおかしくない内容になっており、読者をのめり込ませる設定となっております。 最初は古典的な設定だと感じましたが、三十円で譲り渡した靴が、質屋に置かれているシーンは予想だにできませんでした。面白いです。そして何故、少年は靴を質屋に入れたのか、理由が明らかになった瞬間、わたくしの両目には光るものが現れました。年と共に涙脆くはなりましたが、若い時分に読んだとしても、泣いていたでしょう。感動できて面白い作品に出会えてよかったです。執筆お疲れ様でした。
1件・1件
ムーさん、こんばんは。 心のこもったレビューを頂き、ありがとうございます。 靴屋の主人と少年のすれ違ってしまった心の機微を描こうと試みました。 ムーさんの気持ちを少しでも動かせたなら、創作冥利に尽きますね。嬉しい言葉を頂戴しもったいないです。 ありがとうございます。 戸未来 拝

/1ページ

1件