みるく♪

深夜。 街が眠っている時間帯に、廃墟で出会った、達也と琉衣。 この作品は、ホラーかな? と、読み進んでいくと… 読み進むにつれ、多くの社会的課題が提起されていきます。 そして、作者と読み手と、 ともに考えていきましょう。と、 いざなってくれます。 達也は、悲しいとか辛いとかいう言葉では、とうてい表せないくらい、重い十字架を背負っていました。 琉衣との、奇跡のような出会いがあるまで。 この物語は、達也と琉衣が、 人生に希望を見いだすまでの流れの中に 発達障害についての理解を深める手引きがあります。 発達障害は、一番身近な家族に気づいてもらえない。だから、理解も支援も得られない。 というケースが少なくありません。 作品の中では、達也の兄である一浩が、 誰にも気づいてもらえず、支援を受けられなかった生い立ちを経て、 痛ましい悲劇が起きました。 そして悲劇が起きてしまってから、 裁判の過程で検査が行われ、 生まれつきの障害を持っていたことが判明します。 対して、 まったく同じ障害を持つ琉衣は、 幼いころから、家族や周りの人々の理解と支援により育まれ、 社会に大きな貢献をし、達也の人生をも救うのです。 この物語の根底にある発達障害の特長は、 純粋な心。嘘をつけない正直さ。 そして、ずば抜けて優れた才能があり、この才能を育むチャンスさえあれば 社会に大きく貢献できる。 ということです。 つまり、一浩もまた、琉衣のように、社会に大きく貢献できる一人になれたはずだった… この物語から私たちが学ぶことは、たくさんあると思います。
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わわ( ;∀;)死刑にレビューをいただきまして、ありがとうございます!発達障害と社会の闇と光を深く考えながら書きおろし物凄く力を入れた作品ですm(_ _)m 作者の私が読者の皆さんに伝えたかったこと全てがレビューに書かれていて、感無量です。嬉しくて泣けてきちゃいました( ;∀;)とても励まされます。 先日も話しておりましたが、親の理解や周りの理解と励ましがあれば、同じ発達障害を持つ人間も、その人生は大きく変わります。一浩と琉衣のように。 琉衣の両親がそれまでずっと訴えていた「死刑の求刑」を取り下げたくだりは、自分の娘と同じ発達障害を持った人間が犯人だったという複雑な心情をあらわしまし

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