博斗

「もしもし、聴こえますか、彩女さん」 ーーーー幼い頃、私はお姫様に憧れていた。 きらきらして、綺麗で、そうして、イケメンすぎる王子様が白馬に乗って迎えに来る。 「私は華。訳あって今、貴女だけに話しています」 そんなお姫様に、私はその他大勢の女子みたく、ただ純粋に憧れていた時期があったのだ。 「どうして私なのか、という疑問については、早めにお答えしておきますね」 しかし。 世の中には、理想と現実とがある。 「貴女が普通じゃないからです」 ……『続・不可能探偵』。9/10スタート。

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