【コメント】

冬の蛍

真戸原さんの素敵な歌詞と同様に、小説の言葉も美しい！序盤はブックレットで歌詞を読んでいるような感覚で、どこからかメロディーが聞こえてくるんじゃないかと錯覚しました。そこからは世界に引き込まれるのに時間はかからなくて。忘れられない青春を改めてもう一度思い出せるような、心の扉をそっと開いてくれるような作品でした。きっと彼も『楽園』を覚えているに決まっている。