ある一定の年齢以上の女性なら、どこか既視感を覚えるのではないだろうか? この作者は、心に潜んでいるささくれを描き出すのが巧みだ。 嫌いな女がいる。自分に好意を寄せていたはずの男が、その女にもいい顔をしている。嫉妬ではない、その感情の理不尽さ。ザラザラとしたその感触。 主人公は「わだかまりだらけだ」と言う。それでいて、悲壮感はなく。だからだろうか、読んでいて、楽しいのだ。 そりゃそうだよね、あるよね、そういうこと――まるで、主人公と早耶の女子会に参加しているかのごとく、主人公に同調したくなる不思議な作品。 女性心理を巧みに描く筆者の技が光る本作品。これぞ早川、と言うべきか。 楽しませていただきました!
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返信遅くなりました(´・ω・`) レビューありがとうございます! これも一つの女性のリアル。男性にはわからない、女性の裏側…みたいなものを描けていたら幸いです。 人の行動には、それぞれちゃんと理由があって、でもその理由は語られないことが多くてわからない。わからないから、人は歩み寄ることが難しいことがある。わかっても、理解し合えないものはあるけれど、知らないことには選べる選択肢もなかったりする。 誰かと歩み寄るための選択肢が増えたらいいな、という思いを乗せました(^^)楽しんでいただけたようで嬉しいです! PC新調したので、新たに頑張ります(^^)/

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