僭越ながらレビューさせて頂きます。 冒頭から涙が流れ、展開を追う毎に涙が止まらなくなりました。 子供は純粋さが秀逸に表現され、親の心の弱さや葛藤も素晴らしく伝わってきます。人ってそんなに強くないんですよね。私も子供が出来て共感する部分が多く有ります。でも根本の愛は変わらない。きっと今だけ自分を見失っているんだ……そう考えると、切なく胸が締め付けられます。 そんな中、純粋な心に純粋な感情が触れあいました。人は見た目ではありません。特に不器用な私は、学生時代の自分を重ね合わせてしまいました。表現が不器用なだけで、中身は芯の通った強い若者は一杯います。大人になった時、そんな若者たちが国を支えて行くんだろうなと感じます。ただ、見た目や表現で表す事しか出来ない不器用さがあるだけ……ああ、ちょっと心が痛い( ;∀;) 真っ直ぐな気持ちって、下手に言葉巧みに並べられるより心に来ますよね。そんな事も強く感じさせてくれました。 優しさと、大切なことに気付かせてくれる作品。繊細な描写がリアルな情景を想像させるレベルの高い作品です!
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