僭越ながらレビューさせて頂きます。 男って、いつの時代も不器用で自分勝手。私がそうだから、本当にそう思います。でも、愛情は変わらない……やり方は間違っていたかも知れない。でも、深い愛情は十分過ぎる程に伝わってきました。 苦しかっただろうに、でも、最後には幾つも優しさと温かさに包まれましたね。きっと、振り返ればキラキラと輝く思い出ばかりが甦るんじゃないかな? そう思ってしまいました。 切なく儚い表現は涙を誘い、柔らく優しい表現は温かさを感じさせてくれます。手紙は小説を彩るキーアイテム。最近では手紙を書く機会が減りましたが、いつまでも心に残り続ける手紙って素敵だなと思います。そんなアイテムを秀逸に表現されている為、より一層感情移入することが出来ました。 涙を誘う物語。その先に待っている微笑みは人生の軌跡…… 面白かったです。相変わらずのレベルの高い作品でした!
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