追いつきましたのでレビューをば失礼します(≧▽≦) こちらの『世界樹~』はあらゆる意味で既存の「ファンタジーの殻」を打ち破ろうとする強烈な意思を感じさせる、野心的な作品です その源泉となるのは徹底された描写力、そして人間観察力にあると思います ダラニの明るさやヴェルダとのイチャイチャでふんわりと描いていますが、この物語の奥底にあるのはとても暗くて重いテーマです かつてファンタジーが持っていた物語性は、昨今のデジタル技術の向上や映像化の波によって、かえって失われつつあるように思います 誰かによって作られた、ある意味で安易に提供されるステレオタイプが、我々の創造性を奪ってしまっているような寂しささえ感じることもあります ですが、既存の表現をぶち壊そうとする『世界樹』が、むしろファンタジーが持っている本来の楽しさを余すところなく伝えてくれていることが何より嬉しかったです また、六神さんはイラストも非常に緻密で、物語を読むことでしか見ることのできない美麗な挿絵も魅力的です 顔文字や擬音の使用に懐疑的であった僕でしたが、読み進める中で、そんなこだわりがちっぽけなものであったと痛感しております まだまだ壮大なストーリーが待ち構えているだろうこと間違いなしの世界樹、続きを楽しみにしております!(*´▽`*) すでに人気作であり、御覧になられている方も多いと思いますが、もしお読みになられていらっしゃらない方がおりましたらぜひどうぞ(≧▽≦)超オススメですね~♪
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