えふえふ

結論から言いますと、大きく魂をゆさぶられるスゴい出来だと思います。5段階評価で星8個くらいつけたいレベルです。 この短い文章の中で、読者の魂をゆさぶる瞬間を4箇所もつくったのは筆者様の技術力があったからこそかと。 1つ目は、怖そうなヤンキー、しかも集団、というゆなりなの第1印象が粉みじんに打ちくだかれた瞬間。 2つ目は、ゆなりなが母親から夕食代をもらえない、というあり得ない状況がもたらされた瞬間。 3つ目は、ゆなりなが心を開いてヤンキーに母親のことを打ち明けた瞬間。 4つ目は、ヤンキーが自分の経験をもとに(←ここ重要)母親の苦労、立場を立てつつ訴えかけ、問題を解決の方向へ導く瞬間。 もしかしたらもっとそんなシーンがあったかも汗 その魂の振れ幅が徐々に大きくなっていっています。そしてもたらされるハッピーエンド。でも完全なハッピーエンドではなく、実はちょっとだけ寂しい側面も描かれていて、感情が多角的にかつ深く描かれています。 私も同じコンビニのコンテストに応募しているんですが、いやはや参りました。完敗です。 最後になりますが、素敵な作品を読ませていただきありがとうございました。
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