二瀬幸三郎

二瀬幸三郎です。 イベント後、改めて再読させていただきました。 作り込まれた王道の世界観に加え、各章の始まりに付けられた、文献からの引用など、冒頭から物語に引込まれます。 登場人物も味方、敵問わず、運命、縁、絆、事情、苦悩、そして個性が交錯、反発しながら、歯車のように物語を進める原動力として昇華されております。 文章も、軽いわけでもなく、それでいてくどすぎず、故にサクサクと読み進めやすいだけでなく、充分、重みを感じさせるものとなっております。 戦闘シーンも、単純に力と力のぶつかり合いではなく、きちんと物語的な手順を踏んで展開し、そういったシーンを好む自分としても、充分楽しませていただきました。 強いて言えば、ラクシュリの性別に関しては、ほんの少しでよいので冒頭にも何らかの伏線は張って欲しいところでしょうか…… (冒頭で、自分はラクシュリの声を男性声優風に変換してしまい、後々修正に苦労しましたw) そして、程良い余韻を残しつつ(エピローグの長さも個人的には丁度良く)物語は新たな旅立ちで幕を閉じており、続きを期待してしまいそうなラストも良い感じです。 楽しく拝読させていただきました♪ それでは
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丁寧なレビューを有り難うございます 文献を引用するような始まりで、この後の展開を多少臭わせておく事と、「これも予言された運命だ」という印象付けをしたい狙いがありました。 人間模様については作り込んだ物なので、このように言って頂けると嬉しいです。 決定的な悪を作りたくなくて、女王にもこうなった背景を付けました。実際、キャラにも言い分がありますし。 ラクシュリの性別は、黙って進めてみたい気持ちがあって臭わせなかったんですよね(苦笑) 今にして思えば、そこを拘る必要はなかったのでしょうが、書いた当時は「絶対に秘密!」くらいな感じでした 女性らしくする必要はなくても、何かしらの仕草で「おや?」と
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