岡田朔

長い夏が終わりひなたが成長を遂げたように、佐和さんも夏イベ文士を無事終えられ新しい自分を発見されているのでしょうか。 作品の中にはたくさんの青春の欠片が散りばめられていました。 恋心も部活も家族を思う気持ちも、十代特有の純粋で壊れやすい繊細なフィルターがかかっていたように思います。 身も心も何かに捧げることができるのは学生の特権ですが、狭い世界故に抱えてしまっている悩みから一人で抜け出すことは難しいのだろうと私は思っています。 最初はバラバラに思えたチームでしたが、スカイブリゲイドの練習に打ちこむ間に仲間との絆を深まり、各々が自分の力や自分自身を肯定できるようになったことで、見事に連携の取れたチームへと変貌を遂げた彼らの成長には、とても感動しました。 スカイブリゲイドのルールや試合内容については、レビュー段階では某大ヒットファンタジー映画(小説)に出てくるスポーツのイメージが強かったのですが、佐和さんオリジナルの新しいスポーツが描かれていて面白かったです。 一から何かをつくるというのは面白くもありますが、矛盾が起きないように、様々な場面を想定しなければならないのでとても難しいことだと思います。 普段からスポーツに触れあっている佐和さんだからこそ完成したんでしょうね。 試合場面を映像として見てみたいなあと、強く思いました。 素敵な作品をありがとうございました。
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必須から外れたにも関わらず、丁寧なレビューをありがとうございました。 返信がおくれました。申し訳ありません。 とにかく小学校高学年から中学生くらいの年代の読み物が好きで。なので書くのはとても楽しかったです。 その反面、思春期特有の悩みはもう、親が解決してあげるなんてことはできなくて。子どもたち自身が、人との関わりあいの中から成長していくのを見守ることが精一杯のような気もします。 スカイブリゲイドはレビューより表紙イラストのイメージを優先しました。いずれにしても無重力の縛りが1番きつかったです(笑) イベント運営、ほんとうにありがとうございました。お疲れさまでした。

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