【コメント】 - 小説投稿エブリスタ

提灯が言うことには

非生命体に恋する女性。それを止めようとする関係の薄い友人たち。この友人たちにいまいち共感できず、二十歳位の人間関係を思い返し、いきなり垣根を超えてこようとする人もいたなと思い至りました。しかし盗聴録音などは悪質。ヒロインには身近に親友がいない。そのことも一時的な理想的恋人の創造という事態に至った一因ということでしょうか。非生命体と恋する女性の恋愛というのはあまり長く続かず、浮気の末に別れることも多いとレポートで読んだのは、丁度私がバヤ子と同世代の頃でした。ですのでつつみんがバヤ子にLEDの話をした時に、これは浮気離別フラグではないかと、ドキドキしました。提灯よりアレコレしやすそうですし。最後に美しい別れを用意していただけて、よかったです。そして、心の中からつつみんを捨てて元サヤとなった和くんがどんな人なのか、さらに知りたくなりました。

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門一 10/8 18:27

レビューありがとうございます。ご指摘の通り、大学生の友人関係というのは、ここまで希薄な物なのか自分でも引っかかった部分があります。もっとフランクに突っかかってくるやつがいるのでは、みたいな。ただどっちかっていうと今作は悪意の象徴としてＳＮＳを振り回す要素や、いいねを稼ぐために手段を選ばない側面性を混ぜていきたかったところがあったので仮面的な感じになってるんだと思います、という言い訳ですね。そういう意味では登場人物全員サイレントバイブレーションしてそう。ＬＥＤが登場人物として出てきてたらもっとドロドロするかもしれませんね(笑)その発想はなかったです。