門一

拝読させていただきました。 以前に別のイベントでも作品を読ませていただいた際、紅鏤輝さんの文章は具体的な言葉遣いとそれらを選定できるだけの語彙が印象的だったのですが、今回もだいたい同じ感想を抱いてしまい、同じ書き手としてちょっと悔しくなりました(笑) なんでしょう、言葉って「それ」や「あれ」でも十分に表現できるのに、上にはもっともっとそのシーンに適した言葉が存在するんですよね。人はそれらを日常用法の記憶から掘り返して使ったり、書き手は類語辞典を引いてみたり。 作中で何度も唸らされました。間違いなく紅鏤輝さんは非常に高いレベルにいる、これがまず文章についての言及です。 次にストーリー。 ほんと上手にまとめてますwwwwwwww 根幹となる料理バトルの前後にはさまれる悲劇的なミステリー。その真相はファンタジックで、地底と海底、異種族の交わるのは、人間の住む島。そしてそこで放たれる人間の皮をかぶった、どこまでも人間的な人間ドラマ。 物語ってのはこう形成します、っていうお手本のような流れだったと思いました。 あと料理バトルって文章で表現されたのをはじめて読んだのですが、人って文章だけでここまでおいしそうな感情がわくんだなと真面目に考えされました(笑)
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門一さん、こんばんは。 大変恐縮なレビューを有難うございます。 そう言われるほど言葉を知っている訳ではなく、本当に辞書や類語辞典が欠かせないので。某社から出てるファンタジー事典とか(苦笑)。 詩作でもそうなのですが、何かもうちょっとイメージに当てはまる言葉は無いかとモバイル辞書で探すのが、癖のようになってるんですよね。 ストーリーに関しても、書きながら思い付くまま、という具合なので。文章も説明くささが抜けませんし、門一さんの純文学的な文章力には及ばないと自分では思っています(汗)。 ご閲覧、有難うございました。

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