仙冬可

まず、お疲れさまでした。 今回の夏イベ作品の中で、私が文士目線で逃げ出したいのはこのチームでした。緻密系の鬼畜レビュー。 架空のスポーツのルールを作り、見せ場を作り、初々しさと爽やかさ……。そして、作者の佇まいもレビューで縛られてるんですよね、このチームは。大人の女性が書いた青春物語。ヒロインやヒーロー誰か一人に感情移入させるというよりどの人物もいとおしくなるような慈愛に満ちた描かれ方だと思いました。 試合の臨場感も素晴らしいのですが、卒業写真のシーンの美しさが佐和さんの凄味だと思いました。 静かなシーンで浮かび上がる、感傷なのか期待なのかわからないけれど泣きたい気持ち。青春時代が遠すぎて忘れてしまったアレです。 作中の登場人物の命名センスにニヤニヤしたり、サービス精神たっぷりで楽しかったです。 キラキラした夏のつまった、読後感も爽やかな作品でした。私も何か新しいことに挑戦したくなりました(*´∀`)
2件

この投稿に対するコメントはありません