いやぁ、斜め上。スガリ君の読書感想文のファンになってしまいました。 学生時分に、「こゝろ」は一部抜粋されたものが教科書に載っていました。その「先生」の遺書の一部だったと記憶しています。 学生時分には少しも興味がなく、あまりにも有名なあの作品を結局、教科書以外で読まないままに今まで来てしまいました。 しかし、この作品を読んで。 こんな読書感想文が書かれるきっかけになった「こゝろ」を読んでみたくてたまらなくなりました。斜め上の読書感想文。人と違う観点でものを見られるというのは、物書きをする上で喉から手が出るほど欲しい才能のような気がしています。スガリ君ファン…じゃないですね。作者様のその視点があるからこそなんじゃないかと思うんです。羨ましい。 「〝遅くなったが、私の読後の感想を述べたい〟」 文中で、この文の後に続いた言葉が、よかった。言葉の中に、文の中に、遊びがあって。 主人公が読書感想文で読み取ったもの、スガリ君について見聞きしていた性格。そこから読み取れなかったものが見えるという辺りは、特に私は好きでした。人を知っていく上で元々分かったつもりになっていたものが、また違って見えてくるというのは文字で表すのは意外と難しいんじゃないかと思うんです。 コミカルで、興味深い作品。是非、色んな人に読んでいただきたいです! 河出書房新社賞も私が狙っていた賞だったので、どんな作品が選ばれたのかと思い読みに来ました。この作品に出会えて嬉しかったです。受賞、本当におめでとうございました(*´▽`*) 長くなってしまってすみません。 本当に、おススメです!

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