さたなきあ

「さたなきあ」です。  急に寒くなってきましたが…皆さま、体調はいかがでしょうか? 当方は先日から喉の調子が悪く…夏中、風邪とは無縁だったのですが、この気温の異常さかげんでは…(泣) 「寒気」といえば、こんな話があります。  江戸時代になりますが…雨の夜。二人連れで歩いていると、道の端にどうやらうずくまっている者がいる。 「どうして、あの女はあんなところにうずくまっているのだろう?」 「なんで、アレが女だと分かるんだ?」  言われてみると、シルエットは妙にぼんやりしていて、性別もはっきりしないのです。  好奇心で二人が近寄るとーー「それ」は、羽虫が飛び散るようにして「霧散」し、あとには何にも残らない…。  二人は直後にひどい悪寒に襲われて、寝ついてしまったそうです。  解釈として、「病気の精が、仮に形をとったのではないか」ということですが。  皆さまも、怪しいものには不用意に近づかれないように…

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