「秘密の本屋」はサイエンス・フィクションというより、ファンタジー、ないし寓話的な内容かと思います。  店主の悲哀、夜な夜な集う人々の一種妖しさなどがもっと描かれていれば、ブラッドベリみたいな雰囲気になったかも(作者さんの意図は全然違うところにあるのでしょうが)。  作中の、情報と知識が得られる夢の世界が描かれた冒険小説にも興味そそられます。 (将来、脳に端末を埋め込み、すべての情報が共有化されたとき、果たして世界は平和になるのかな?)  キナ臭い現代、「もしも」を自分たちの暮らしに当て嵌めて読んでみるのも面白かもしれません(もしかして作者さんは、共謀罪、を念頭に置かれているのでしょうか?)。
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レビューにスターありがとうございますm( __ __ )m 気に入っていただけた様で執筆した甲斐がありました。 そうですね、執筆当時を思い起こしますと、ディストピアと物語り内物語(枠物語)を書こうとしていたと思います。 ブラッドベリの雰囲気は好きなので多分に影響を受けていると思いますが 私には致命的に技術や知識が不足しているので、恥ずかしながら表現が薄くなる傾向がありますね。 作品は前出のように、物語現在のディストピアと未来のディストピアが創作物という形で枠物語として描かれています。 そして私たちの世界の過去と未来にオーバーラップされている。 そのあたりまで読みとっていただけている様で作
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宮崎さん ディストピアもの、好きですね(物語としてであって、現実ではない)。 描きやすいですし、SFの使命である「世に警鐘を鳴らす」道具としては最適ですからね(使命とは勝手に思っているだけですが)。 この世にいいことなんて、これっぽっちもない。これって、もしかして、ここが「地獄」なの? な~んて台詞、登場人物に言わせるお話を描こうとしているんですがね……。 また、よろしくお願いいたします。
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