五水井ラグ

鉄の雨、という大胆な断言がここちよかったです。何度もはっとさせられました。ほどよく説明を省くその表現の飛躍が、鋭く、繊細です。誰にでもできることなどじゃありません。貴方だけが持っているセンスです。 物語もよかったです。殺すの? というか殺せるの? と最初のページでぐいっと引きこまれました。登場人物たちが歪みを当然のものとして受け入れている感覚が、危ういのに美しくて、いっきに最後まで読みました。 ひとつだけ個人的な意見を言います。二回の繰り返しが多用されています。単語や表現を繰り返すのは文章のリズムを作る上で効果的ですが、二回二回二回とやりすぎてしまうと、単調になります。もったいなく感じました。できればあまり繰り返さない、ここぞというところだけやる、という具合にしたら、もっと洗練される気がします。 美しい描写だからこそ際だつ異常さが、この作品の作者の特徴であるとおもいます。今後も感性を大切にして書き続けてください。また読みにきます。
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書き忘れました。素敵な作品をありがとうございました!
こんにちは!返信がはちゃめちゃに遅くなって本当にすみません!! 何もかもをこの子達が、当然だ、当たり前だ、わたしたちの普通だ、と言い切るので、どうしてもしあわせな道は見つかりませんでした。でも、たぶん、彼女たちはこれが一番しあわせだった、って言うと思います。 感想もらうと、やっぱり凄くうれしいです。改善点までありがとうございます。いつも改善点まで言ってくださるので、本当にうれしいです。 わたしには、わたしらしさっていうのはぜんぜん分からないんですけど、読んでくださる方があなたらしいって言うのなら、わたしらしさがあるんだと思います。 本当に、ありがとうございます。またたくさん書こうと思い

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