素晴らしい純粋な恋愛小説に出会えて感動しました。 この作品は凄いと思います。一つ一つの描写が丁寧でハッキリと情景が浮かび上がります。そして、心理描写が秀逸で、青春時代の不器用な恋を想像させ、見ていてハラハラドキドキしてしまいました。 夕璃ちゃんも楠くんも可愛いですね。私が大人だからそう思ってしまうのか、読みながら二人に『頑張れ!』とエールを送ってしまいました。懐かしい初恋や卒業式の思い出が甦ります。 幼い感情に心の葛藤、言葉にならない想いに溢れ出す涙。誰もが一度は味わう感情ではないでしょうか? 儚く切なく脆く、それでいて強くキラキラと輝く想いは、きっと大切な宝物になります。 男だからなのか、どうしても楠くん目線で見てしまうのですが、困惑した感情にどうすればいいのか分からない状況、そして悲しい顔をしてしまうところは凄く共感できます。不安なんですよ。でも、いても立ってもいられないから動き出し、それでいて夕璃ちゃんの反応に戸惑う。私も恋愛には不器用だったので、痛いほど共感できます。 また、謎を含みながら進む構成も見事でした。図書館での彼なんだろうなとは分かっていても、もしかして……そうであってくれ……なんて感じながらドキドキしました。 全体的にレベルが高く、一気読みしてしまう秀逸な作品。 面白かったです!
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レビューありがとうございます!! 私はタッくんさんのレビューに感動しました。 この作品は、一度書いてからありがたいご指南を頂き、書き直そう書き直そうと思っていてもなかなかどう書き直していいかわからない、と悩みながらこの形に落ち着いた作品です。冒頭の1ページが最初はありませんでした。大きく変わったことはそこぐらいで後は読み直して小さなところを変えたぐらいに留まったのですが、苦労したので、タッくんさんのありがたいお言葉をもらえて本当に嬉しいです。ありがとうございます。 楠木君はなかなか出てこなかったので、キャラが薄かったらどうしようと思っていたので、感情移入していただき、めちゃくちゃ嬉しいで

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