可賀 レトラ

不穏な出だしから始まる少年たちの群像劇は、一つの事件を核に、まさにそのしがらみから飛び立とうとする瞬間までが描かれています。こんなに大作なのに、この彼の、いやあちらの彼らの続きが読みたい、そう思わせる世界観。寄宿学校という舞台装置を存分に楽しませていただきました。
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