津蔵坂あけび

非常に情景描写がよろしく、切なさが胸に迫る作品でした。漁師の仕事風景や潮の匂い。 ストーリーだけでなくしっかりと舞台を作られているところが、非常に良かったです。 干潮、満潮を使った仕掛けも、舞台とストーリーをリンクさせて、広がりを持たせることに成功しています。 ここからは、気になったことなのですが。 昌平が冒頭で、同性にたいする好意を受け入れられるかとあったので、ここをもう少し掘り下げてほしかったなあと思いました。 それから、漁師の専門的な道具の名前が散見されるのでどこかで注釈を入れると良いかもしれません。
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