凪池 シリル

初めまして。 イベントから辿りまして、こちらの作品に巡り会いました。 初読時、「上手く言えないけど好きな雰囲気の作品だな」と感じたのでスターを投げさせていただきました。 シンプルでかつ、情景を浮かび上がらせるのが上手な良文だと感じました。 決してくどくどと書かれている訳ではないのに、ささやかな描写で、日本とは違う場所だな、と感じさせ、異国情緒を感じました。日本から出たことのない私ですが、なんとなく空気や景色というものが想像出来るんです。こちらは、体験をもとにした描写なのでしょうか? そうした「さりげなさ」は心情面でも豊かに彩られていて、語り手の葛藤と納得が、ごく静かに染み入ってくるようでした。ああ、こういう世界があるんだなあ、と。決して大きく心揺さぶられるのではないのですが、うんうん、と頷きながら聞き入りたくなるような、そんな気持ちにさせられました。 エッセイのようなそんな読み心地で、このくらいの長さのお話を、文庫くらいの量にまとめてカフェでゆっくり読みたくなるよなあ、と。そういう空気の作品だなと思いました。ええと、つまり、はじめの「上手く言えないけど好きです」になってしまうのですが。 長文失礼いたしました。長いわりに、言いたいことが上手く纏められて居ない気もいたしますが…。 これからも、ご活躍期待しております。
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まずはお読みくださったこと、ありがとうございます。そしてとても丁寧なレビューをありがとうございます。初めての投稿だったので不安でいっぱいだったのですが、おかげさまで、これからも頑張って書いていこう、という気持ちになれました。 ブリュッセルの描写は、実際ベルギーに行ったときの体験を元にしております。小さいけれど素敵な街です。 これからも情感を大切に執筆活動を続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 改めてこの度は感想お伝え頂きありがとうございました。

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