あーる

切なすぎて…気持ちを伝えたくて言葉にしようとすると、胸の奥底から湧き出るように涙が出てきてしまい、なかなか文字にすることができませんでした。 誰のひとり語り、想いなのかを知り、二度、三度……と読み返すほど、どんどん心が掻き乱されてしまいました。 「あなた」は「僕」に、まっすぐ甲斐甲斐しく愛情を注いでくれる。 お互いに微笑み合い、あたたかい気持ちを抱き幸せな時間を過ごす。 でも、それは数センチ、数ミリ、間をあけ交差することなくずっと伸びる平行線のような想い。 「あなた」のその眼差しは、「僕」の後ろ、その先の誰かのために向けられているから。 それでもこの「僕」は、「あなた」の笑顔と幸せのためにずっと側に寄り添い、プレゼントを贈り続けることを誓う。 季節がめぐり、次の季節までまたゆっくりと気持ちをあたため育て、迎える季節の度きっとそれは綺麗なプレゼントを贈るのでしょうね。 それが、「僕」の幸せ。店の窓辺で見つけてくれた彼へ想いを伝える唯一の手段。 ただ愛らしい一途な想いのお話と読むには、奥が深すぎます。 優しく静かに語られ、前向きに終わるお話。 でもその裏側には、痛みを伴い、苦しいほど切ない想いが潜んでいる、誰がどうしようもない無情さを感じる物語とも思いました。 まろさんはきっと、私が深読み、邪推してしまうより、もっと純粋に登場人物に同化して描かれているのだと想像します。 でも、だからこそ、そこから紡ぎ出される文章には綺麗ごとだけでないリアリティを感じるのだと思いました。 また、つい熱い感想になってしまい…お許しください。 素晴らしいお話を読ませていただき、感無量です。 ありがとうございました!
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ひやーーーーーーーーーーー!! あーるさんありがとおお!! めっちゃ嬉しいです!! 『数センチ、数ミリ、間をあけ交差することなくずっと伸びる平行線のような想い。』 詩的で素敵な文章。うっとりしちゃいました。語彙力が半端ない。勉強になります!! 『季節がめぐり、次の季節までまたゆっくりと気持ちをあたため育て、迎える季節の度きっとそれは綺麗なプレゼントを贈る』 まさにそれで、あなたが寄り添って二人の想いで蕾が付き、花開く。その時こそ、僕の幸せが成就される。 お花って難しいですよね。水を上げ、日向に当て、肥料を上げ、声をかけてあげる。小まめなお世話があれば立派な花が見れる。逆に存在を忘れてしま
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まろさん、お返事ありがとうございます! うんうん、ダークな部分、ひしひしと感じていました。 「無情さを感じる」としましたが、実は最初は「残酷な物語」となっていました。 でも、万が一ポチっとしてくれた他の読者さんがいたら、私のダークな私感を伝えるのも…と思い直し少しマイルドにしてみたのですが、大丈夫だったかな(^^; 愛情の証にハサミを入れられる場面。 読んでいて、本当に痛くて辛かったです。 「僕」は「あなたが撫でて微笑んでくれたから」とそれ受け入れ、バランスを崩しそうになるのを堪える姿に、胸がギューーーーーっと締め付けられました。 まろさんが人の恋で例えてくださり、まさにこの感覚はその痛み
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